最近、何人かの友人が僕の話をきいて、生活の立て直しをしています。
ひとりの友人はまだ若いのですが、離婚して養育費を7万円ほど。借金が200万円ほどあって、いろんな会社からお金を借りていて、毎月の支払いだけで20万ほどあったそうです。
工場で15万ほどの給料をもらい、月に副業アルバイトで数万円を稼ぐのですが、全く貯金をしている様子がありませんでした。
昔からパチンコが好きで、バイトで稼いだお金も次の日にパチンコにいって消えてしまいます。
僕は彼にお金の話や人生をたてなおした人の話をよくしていました。
彼は、そういう話をきいて考えがかわったみたいで、母親に頼んで、借金をまとめてもらいました。それによって1ヶ月の支払いが7万円ほど安くなり、ずいぶん楽になったそうです。親に仕事のお金を預けて、そして親はそれを貯金してくれているみたいです。
僕が彼にしていた話をします。
人間、生きているといろいろな請求書が届きます。家賃、光熱費、携帯代、借金の返済の請求書。
それは怖いから、みんななんとかかえしていきます。
僕が昔本で読んでおもしろかった話で次のような話があります。「第一の請求書は自分自身だと思え。」
僕はまわりの人によくこういう質問をします。
「もしも仕事ができなくなったとしたら、何ヶ月ぐらいもちますか?」
「全然もたない」「1ヶ月、2ヶ月しかもたない」「30万ぐらいしか貯金がない」
そういう人がほとんどです。
僕がいろいろきいたところ、ゼロという人が多いのです。
ゼロというのは、借金もないが、貯金もないみたいな状態です。
もちろんみんながみんなそうではありません。
30代でずっと一生懸命貯金してきた人は1000万ぐらいいっているのかもしれないし、よっぽど堅実な人は貯金をしている人もいると思います。
でも、僕のまわりはかもしれませんが、ほとんどが借金もないが貯金もないという状態です。
僕はこれを知ったときに、自分のことも含めて「完全に甘えだな」と思いました。
ゼロにできるなら、少しずつでもプラスにしてためていくことができると思うのです。
でも、みんな借金は消せるけど、貯金はできないのです。
借金はこわいので、みんなそれはがんばってかえそうとするのですが、でも貯金はできない。
だから、僕が読んだ「第一の請求書は自分だと思え」という言葉は非常に重要だと思います。
たくさんの金額でなくてもかまいません。
ただ、3万円でも、余裕がなければ1万円でも、たとえ5千円でも、なんでもいいから自分で金額をきめて、それを毎月ためるのです。
自分への請求書を第一の請求書ととらえて、まずはそこにお金をいれて、そこから他の請求書をこなしていくようにします。
足りない分は副業してでもなんとか支払いをしましょう。
そうしていると、少しずつお金がたまっていくので、「それを軍資金として何か自分のビジネスをしろ」というのが、この教えです。
僕の友人で、すごくお金持ちの友達がいます。
僕は昔、貯金を始めた頃、彼にききました。
「僕らの年でいくらぐらい貯金があったらいいと思う?」
僕は1000万はなくても700万ぐらいかなと思ってききました。
でも彼は言いました。
「300万あったら優秀」
僕はこの一言にとても驚きました。
彼は5000万なのか1億なのかけっこうなお金をもっていると思います。その彼が「300万あったら優秀」といったのです。
彼によると「ほとんどの人が貯金できていない」といいます。
今貯金がなくても焦る必要はないし、これから大きな金額を貯金できなくても焦る必要はありません。
まずは、少しずつでもいいので貯金をしていきましょう。
貯金だけにする必要はないと思います。
使うお金と貯めるお金をきちんとわけるのです。
ためるお金は収入の1割でも超優秀です。
僕の友人も少しずつはじめています。
お互い、がんばりましょう!
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