目次
はじめに
人は2つのタイプにわけられます。どんな状況でも結果を出す人と、どんな状況でも結果を出せない人です。
ちなみに、僕自身、大学生の頃は結果を出せない人の典型でした。ですが、医学部受験をしたときにこの話を知って、心の持ち方をかえてきました。
今はまた昔のだめだったときの自分に戻っている気がするので、自分にも言い聞かせるつもりで話したいと思います。
自分に言い訳ばかりしていた大学時代
僕は大学時代、大学の先生を目指していました。大学時代、教わった先生に憧れたからです。僕はこの人にあったとき天才かと思いました。大学ではふつう40歳ぐらいで准教授になるのですが、先生は33歳で准教授になっていました。授業をきいていても明らかに他の教授とはちがって、面白いし、それだけでなく内容もよくて、きいていて毎回背筋がぴんとなりました。学生からの評価もだんとつでナンバーワンだったそうです。
先生と比べると明らかに自分の能力が劣っていることがわかりました。僕は能力がないことを思い知らされて、自分のことが嫌になりながら、それでも必死にくらいつこうと日々勉強を重ねました。
でもいつも、「ほんとにあんなふうになれるんだろうか」と思っていたし、心の中では「絶対なれない」とわかっていながら、少しの可能性にかけるような気持ちで日々勉強していました。
言い訳をする余裕もなかった医学部受験
医学部受験のとき、僕は人生に失敗していたこともあり、やるしかない状況でした。状況は散々だったのですが、言い訳を考えるひまもなく、やるしかないのでひたすらやっていました。
そうするとたった8ヶ月でセンター試験で9割をとれるようになったり、全国で96番という成績をとったりと、自分でも思いもしないような結果を出すことができました。
そのときに僕がきいていた話が、中村文昭さんの話です。
人間はできない理由を考える天才です。
自分には学歴がないから、お金がないから、家が貧乏だから、時間がないから、能力がないから、見た目がよくないから。
ほとんどの人が、「でも」という言葉を使って、そうやってできない理由を自分でさがしてつくっていくそうです。
でもそんななかで結果を出す人は「こそ」という言葉を使います。
学歴がないからこそ、お金がないからこそ、家が貧しかったからこそ、能力がないからこそ。
「こそ」といって、今の自分にできることをさがして、必死で取り組む人が人生をかえていくのです。
今、僕が自分でしてしまっている言い訳
受験本番で失敗してしまったので、結果は不合格でしたが、その後起業して、これまで必死に仕事をしてきました。
でも、僕はなかなか思うような結果を出せませんでした。年齢を重ねるにつれて、「やっぱり自分には無理なのかな」とか「センスがないのかな」とか感じるようになりました。
何もできずに、ただもがいて、ただただ時間だけがたっていくことに焦りを感じるようにもなりました。
それだけでなく何をやるにもイケメンや若者は有利だと思ったし、「もっとイケメンに生まれたかったな」とか、「若い時からはじめておけばよかった」と思うこともあります。
ときには「学校で習ったことは全部無駄だった」「もっと役立つことを教えてほしかった」と人のせいにしてしまうときもあります。
起業したときに、僕はプログラミングをはじめましたが、もっと受験指導や情報発信の仕事からはじめればよかったという後悔も思います。
いろいろと葛藤や後悔、焦りがあるなかで、とくに僕が今感じる障壁は年齢を重ねてしまったことです。
年をとっていても成功をなしとげた人はいくらでもいる
でも、これも結局は言い訳なんですよね。僕はそのことを自覚してきました。これまでたくさん本を読んできて、年をとっていても成功した人、逆境をのりこえて成功した人はたくさんいます。ケンタッキーで有名なカーネルサンダースは70歳から事業をはじめたそうです。
僕はたしかに若い方が有利だけど、若くなくても言い訳をせずにがんばっていこうと思います。
おわりに
僕の場合は年齢ですが、これをきいている人は、多かれ少なかれ自分に不安を感じたり、できない理由を考えてしまうこともあると思います。でもそんなときこそ「こそ」という言葉を使いながら、人生をよりよいものにしていってください。
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