高校のとき苦手だった化学を、医学部受験のときは好きで得意な科目にできた理由

今日は化学の勉強法のコツについて話をします。

僕は高校時代、化学が絶望的に苦手で、それが医学部受験のときは化学がむちゃくちゃ得意になっていました。

だから「できない人」と「できる人」の両方の気持ちがわかるし、

どんな勉強をすると失敗し、どんな勉強をするとうまくいくのかも自分なりにわかります。

なので、すでに化学がバリバリに得意な人はいいのですが、

今から化学の勉強を本格的にはじめようかと思う人、化学の勉強にこれまで挫折してきた人にとっては、

すごく価値ある話ではないかと思っています。

化学の勉強法のコツ

この話の結論からいうと、(入試の)化学の勉強のコツは「暗記をうまくすること」だということです。

他にもコツはいろいろとありますが、もっとも大事なものを僕なりに言うとこれだと思います。

化学ができる人にきくと、必ずといっていいほどかえってくる答え

高校で化学に挫折した僕は、大学1年生のとき化学ができるようになりたくて得意な友達にききました。

医学部に進んだ彼女は、勉強に関していうと僕にとって神的な存在です。

「どうやったら化学ってできるようになるの?」

そのときに彼女は答えました。

「えー、化学むちゃ簡単だよ、だって暗記するだけやで」

僕は心の中で思いました。

「できる人にとってはそうなんだろうな。でもそれができたら苦労しねーよ。。。それにどう考えても暗記だけじゃないでしょ。化学反応とか計算とかいろいろあるやん。」

もう一度、化学ができるコツの結論

僕はもう一度、今の僕なりの結論をいいたいと思います。

化学が得意になるコツは「暗記をうまくすること」です。

化学が暗記というのは、僕も納得です。

でも化学が苦手な人は、それができなくて困っているのです。

だって多すぎますもん、覚えることが。

だから何度でも言いたいのですが、コツは「暗記すること」ではなく「暗記をうまくすること」です。

高校時代の僕と化学と先生の話

僕が高校時代、どのくらい化学ができなかったかを書きたいと思います。

化学ができる人にはありえない話でしょうが、化学ができない人には共感してもらえる話だと思います。

高校1年生

高校時代の僕は、中学の理科の先生を目指していたにもかかわらず、高校の化学が意味不明でした。

まずは高校の勉強量に圧倒され、完璧にこなせないことがいやになってきました。molあたりから頭がちんぷんかんぷんになりだして、その後は雪だるま式にわからなくなっていきました。

化学の先生は、若くて誠実な先生でとても好きだったのですが、授業は絶望的にわかりにくかったです。

あるとき、その先生にききにいったことがあります。

「先生、僕、将来理科の先生になりたいんですけど、化学ができなくて焦っています。どうしたら化学ってできるようになるんですか?」

「うーん、まあできなくても仕方ないんじゃないかな。だって先生たちは化学の問題集を少なくても年に5冊ぐらいは解くからね。」

「なるほどー」

そして年に化学を5冊も解けない僕は、化学をあきらめだしました。

高校2年生

2年生のとき、化学の先生がかわりました。

ちびまる子の”はまじ”みたいな、シュールな、そしておもしろい先生でした。

授業もおもしろかったので、化学のおもしろさみたいなのは少しわかるようになりました。

「1年生からこの先生ならよかったかもしれないな。」

そう思いながら、でも結局化学はわからないままでした。

意味がわからないので、化学のテストは赤点ばかりでした。

試験問題をめくっていてもほぼわからないので、超基本レベルの解ける問題を解いて、その他は答えをむちゃくちゃ書いて、

そして返される解答はバツばかりでした。

高校3年生

3年生のとき、また化学の先生がかわりました。

「化学の有名な先生らしいよ」

友達からそういう噂をきいていました。

福井県の有名な化学の先生が集まって、独自の問題集をつくったりするような、その委員に選ばれているらしい。

僕は希望をもちました。

「この人に習えば、化学ができるかもしれない」

そういう期待を抱いて、授業を一生懸命ききました。たしかに高校3年間のなかでは一番わかりやすかった。

でももはやどうにもなりませんでした。

その先生が言うには「化学は実験が大事」らしく、授業の4割ぐらいが実験だった気がします。

僕はその実験がほんとに苦痛でした。

班のなかで自分が何をすればいいかわからず、「班の人にジャマと思われてるんじゃないかな」と気にしていたし、おそらくそう思われていたと思います。

実験の途中や終了後にはプリントに、その理論的な部分や知識をまとめていくのですが、何を書けばいいかがまったく意味不明で、となりの人に「見せてください」と頼むこともできず、こっそりと見て写しては提出していました。

実験は苦痛でしたが、でも「中和滴定で一瞬で色がかわる実験」や「レーヨンかナイロンかなんかを糸のようにひいていく実験」は衝撃的で、楽しかったのを覚えています。

現象に「おーーーー!!!」と驚いて、意味は「全くわからん」みたいなかんじでした。

大学入試 〜化学を捨てて物理1科目で受験をのりきる〜

今は理科が選択で理系だと2科目必要ですよね。

でも僕の頃は理系でも理科が1科目でよかったので、入試では化学は捨てて物理だけで勝負しました。

二次試験では理科が必要ない大学をさがしました。

センター試験で点がとれたので大学には合格できましたが、将来理科の先生になりたいにもかかわらず、化学ができないことにコンプレックスを感じていました。

自分で勉強して化学をやりなおそうとしました。

でも大学の勉強が忙しかったり、意思が続かなかったりで、いつも最初のページで挫折しました。

医学部受験の勉強をして、化学が超絶得意に

僕は26歳のときに医学部の受験をしました。

そのときは化学をやらざるをえなかった。

高校のときに物理が得意だったので、物理を選ぶ選択もありました。

でも僕は医者になるためには生物と化学が一番役にたつと思ったし、この歳で医者になるんだからという理由もあって、生物・化学を選択しました。

そこで化学をやったら高校時代わからなかった化学がどんどんわかっていきました。

最初はわからないなりに基本的な知識や問題に取り組みました。

何度も何度も解説をみたり問題を解いたりして、わかるようになり、点もどんどん上がっていきました。

「わかる!わかるぞーーーー!!!」

ひとりではしゃいで、楽しかったのを覚えています。

生物・化学は医者になったあとも最も大事と思っていて価値観が高かったのも大きかったと思います。

勉強の手順も、高校のときと比べるとすごくよかったと思います。

わかるし、大事だと思うし、気づいたら受験勉強の中で1番レベルに好きな科目になっていました。

高校のとき化学ができかった理由

今の僕なりに、まずは高校の化学ができなかった理由を考えていきたいと思います。(そのあとに、できるようになった理由を考えます。)

勉強がまわっていない

化学の勉強もそうですし、全体の勉強もうまくまわっていませんでした。

先生の指導が超絶にわかりにくい

先生の指導がわかりにくかった。化学も生物もわかりにくかったです。先生のことは好きだったのですが。
先生がいいとできるようになり、先生がわるいとできるようになる。
だから、先生に依存するのはよくないというのが僕の考えです。

授業で高校の内容をつめこむのに無理がある

中学と高校はほとんど授業時間はかわりません。だけど内容は4倍〜6倍になります。
だから高校の化学の内容を授業につめこむのが、無理があると思います。

気持ちの持ち方

僕は理科の先生になりたかったので化学を完璧にこなしたいと思っていました。
でもそれができないときに、焦りがでてきて、そして化学の勉強が「わからん!」となっていやになっていきました。
あのときに、先生が「気持ちの持ち方」を教えてくれていたらよかったなと思います。

高校で化学が苦手だった僕が、医学部受験の勉強で化学が得意になった理由

次は高校のときあれほど苦手だった化学が、医学部受験のときはなぜできるようになったのか、その要因について考えていきたいと思います。

本気だったこと

僕は最近よく考えるのですが、なんでも本気で取り組むのと、中途半端に取り組むのでは理解度が全くかわります。

医学部受験のときに僕が化学ができるようになった理由は、「これができないと受からない」と思って真剣になっていたからです。

なかなか本気になれていないという状態の人が多いと思うのですが、本気になれるように心をコントロールしてください。

自分中心の勉強にかえたこと

高校時代は人から習うことが当然と思っていました。

でも高校の勉強は内容が多く、また難しく、人から習うとわからない状態になります。

人に依存するのではなく、自分でできることを積み上げていきましょう。

いい問題集を選んだこと

僕が医学部受験のときに使っていた問題集は今ふりかえってもとてもよかったと思います。

教えるときもその本を勧めていますし、もし自分がもう一度やるのなら必ず同じ本を使います。

暗記をうまくしたこと

大学受験も化学も暗記がほとんどだと思います。

「考える力が大事だ」といいながら、実際はテストは暗記問題ばかりなのです。

大学時代は「学力や評価(テスト)」の研究をしていたので、それがよくないとも思いますし、僕は異論を唱えたいのですが、

でもテストはまだ暗記問題ばかりなのです。

だから記憶に強い人は、受験はチート状態ですし、記憶力は適切に訓練すれば高めることができます。

映像や写真をいろいろみたこと

僕は最初は理科はほんとにイメージができなかったので、よく映像教材や資料集の写真をみていました。

実際のものをみると、理解度が大幅によくなります。

ただし、全部が全部それをやっていると時間がかかって勉強がまわらなくなるので、そこは気をつけてください。

あなたへのアドバイス

今まで、高校のときの僕や医学部受験の僕の経験を話しながら、

さらに化学ができなくなる人の特徴、化学ができる人の特徴について話してきました。

ここでは、今から化学を勉強する人、やりなおす人に向けて、僕からのアドバイスをしたいと思います。

人に依存せず、自分でできることを進める

高校の勉強は人に習うとわからなくなるというのが、僕の考えです。

先生の授業が超絶おもしろいとか、わかりやすいとか、そういう場合は別ですが、そうでなければ自分ひとりでどんどん進めていきましょう。

最初は大変かもしれませんが、長期的にみるとその方が強くなっていきます。

いきなり難しいことをやる必要はないので、基本からコツコツ積み上げていくといいと思います。

問題集をいいものを使う

わかりにくい問題集を使ったらその時点で終わりです。

僕も高校のときは、先生がつくった問題集やプリントをわたされてそれを中心に学んでしまいました。

でも絶対に売っているやつの方がいいです。

売っているもののなかでも、できるだけいいものを選んで、勉強できるといいです。

わかる問題とわからない問題をふりわけ、わかる問題を増やしていく

やった問題に印をしながら、わかる問題とわからない問題をふりわけてください。

わかる問題は確実にできるまで何度も練習、わからない問題はわかるように調べたりきいたりしていきましょう。

暗記をうまくする

暗記だけっていわれても、その暗記ができなくて困っていると思います。

暗記はただがんばるのではなく、暗記の仕方を工夫してください。

効率がよくなります。

暗記ができると、計算部分や応用部分にも時間がとれるようになります。

またこれは全ての勉強に通じる考え方だと思っています。

いいかどうかは別として、受験勉強の8割は暗記というのが僕の感じるところです。

だからまず暗記に強くなれば受験ではすごく有利ですし、また暗記に強くなれば時間がうくのでその分を他の大事なことに時間をあてられるようになります。

暗記の方法については、要望があれば教材をつくりたいと思っていますし、メルマガ内でもちょくちょく話していくつもりなので、

まだの方はぜひ登録しておいてください。

図や絵を書くこと

ノートには文章や計算だけを書かないようにしてください。

とにかく絵を書いたり、図にしたりして、視覚的にイメージしながら進めてください。

単位に強くなること

僕はこの単位の意識がなかったのですが、予備校でいわれました。

計算にも数字だけでなく単位を書くようにしてください。

単位がわかってくると、しびれてくると思います。

(補足)入試科目は暗記だが、本当の化学は暗記ではない

入試の科目は暗記が強い人が勝つと思います。

ただ、本当の化学は暗記ではありません。

科学では、仮説実験思考、問題解決思考が必要になります。

「疑問をもつ、解決したい願いをもつ → 仮説をたてる → 実験をする → 理論化する」

そして根気よく調べる粘り強さも必要になるかなと思います。

中学のとき理科の先生になりたいと思った僕はただ受験の理科が好きでした。

でも大学では、「仮説をたてて、何日もかけてずっと実験をしたりデータをとったりしないといけない」と知り、理科がきらいになりました。

中学のときは、本質をみていなかったのだと思います。

もしもその道を目指すなら、その学問がどのような学問かというのを調べてみるといいと思います。

おわりに

今回は化学の勉強法について話をしました。

かなり長くなっていましたが、少しはお役にたてたでしょうか。

あなたには高校の僕のようなかわいそうな状態にならずに、完璧すぎて自信しかない状態にぜひなってもらいたいです。

具体的な話は、要望あればまた別記事で書いていきたいと思います。

コメント、メールなどで感想どんどんおくってくださいね。

お待ちしてます。

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